2023.11.14
旧南会津郡役所は、明治18年(1885)に建設された擬洋風建築です。
建物の特徴はギリシャ建築を思わせる円柱、ベランダ上部屋根の千鳥破風、 玄関扉上部の半円形の欄間(ステンドグラス)など、和洋折衷建築の要素が随所に見られ 当時の時代背景が感じ取れます。
[建物の詳しい構造] 木造一部2階建内庭式、寄棟、金属板葺き、外壁:下見板張り、上部が曲線の縦長上げ下げ窓
明治12年(1879)、明治政府の郡制施行に伴い、広大な会津郡が南北に分画され南会津郡が誕生しました。 県は、藩政時代に使われていた代官陣屋を郡役所に充てましたが、古い建物であったため建て直しが必要でした。
そこで県に郡役所の新築を願い出て、現在の南会津合同庁舎のある場所に新築が決まりました。 工事費は7,709円余で県費より3,000円、残り4,709円は郡内の寄附であったそうで、 郡民の特別な思いが込められた建物であったことがうかがえます。
郡役所は、郡制廃止後も南会津地方の中心的な行政として機能していましたが、昭和45年(1970)に現在の南会津合同庁舎が新築され役目を終えました。 その際の建て替えにより取り壊しの危機にありましたが、地域住民の熱心な要望により保存が決まり、現在の位置へ曳家で移動させその姿を残しました。
昭和46年(1971)、福島県重要文化財に指定。
館内は、当時の郡長室の様子が保存され、 鴫山城遺跡出土品、南会津に鳴り響く文明開化など当地方の歴史などを展示しています。
本館周辺は鴫山城跡・丸山歴史公園など、史跡・歴史遺産が点在しています。
こちらの方もぜひお立ち寄りください。
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建物の特徴はギリシャ建築を思わせる円柱、ベランダ上部屋根の千鳥破風、
玄関扉上部の半円形の欄間(ステンドグラス)など、和洋折衷建築の要素が随所に見られ
当時の時代背景が感じ取れます。
[建物の詳しい構造]
木造一部2階建内庭式、寄棟、金属板葺き、外壁:下見板張り、上部が曲線の縦長上げ下げ窓
明治12年(1879)、明治政府の郡制施行に伴い、広大な会津郡が南北に分画され南会津郡が誕生しました。
県は、藩政時代に使われていた代官陣屋を郡役所に充てましたが、古い建物であったため建て直しが必要でした。
そこで県に郡役所の新築を願い出て、現在の南会津合同庁舎のある場所に新築が決まりました。
工事費は7,709円余で県費より3,000円、残り4,709円は郡内の寄附であったそうで、
郡民の特別な思いが込められた建物であったことがうかがえます。
郡役所は、郡制廃止後も南会津地方の中心的な行政として機能していましたが、昭和45年(1970)に現在の南会津合同庁舎が新築され役目を終えました。
その際の建て替えにより取り壊しの危機にありましたが、地域住民の熱心な要望により保存が決まり、現在の位置へ曳家で移動させその姿を残しました。
昭和46年(1971)、福島県重要文化財に指定。
館内は、当時の郡長室の様子が保存され、
鴫山城遺跡出土品、南会津に鳴り響く文明開化など当地方の歴史などを展示しています。
本館周辺は鴫山城跡・丸山歴史公園など、史跡・歴史遺産が点在しています。
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