山の自然を守りながら、時間をかけて心を込めて育てられている山野草たち。

山野草が「自力で生きられる山づくり」を目標に、こつこつと山に手を入れ、
設備はすべて園内の間伐材を使った 手作りの山野草園です。

園内には、１０，０００株のシラネアオイの他、日本で唯一！シラネアオイの白花が群生しています。

山の花々や野生の小動物、昆虫など様々な生き物が集う中、
日常では味わえないゆっくりとした豊かな時間をお過ごしいただけます。

こちらの山野草園には、本当に多くの種類の山野草が育っています。
園内マップに表記されているものの他にも様々な植物が自生しています。足元の花にご注意くださいね。

拡大図はこちらからご覧いただけます。⇒　園内マップ

受付の奥の橋を渡ると、すぐにシラネアオイの群生が広がります。

シラネアオイは咲きそろう年とそうでない年があるそうです。
今年は咲きそろう年ではないそうなのですが、その分シラネアオイが長い期間楽しめるとのこと。
取材時は４月末でしたが、３割程度の咲き具合だとおっしゃっていました。
GW後半あたりから多くの花が見えるのではないかとの事でしたので、また再訪したいと思います。

シラネアオイの群生近くに咲くヤマシャクヤク。
今年はGW明けあたりに咲くようです。

シラネアオイ園は広いので、すみずみまで周るとそれなりに時間を要します。
しかし園内の至る所に、自然を肌で感じられる休憩スポットがあります。
休憩スポットの椅子に座っていると、木々のざわめきや、小鳥の声、誰かが踏んだ小枝や枯葉が鳴る音
などが聞こえてきて、太陽の光に反射した葉や花、小川を流れる水がきらめく様子などを楽しめます。
休憩スポットで過ごす時間もとても贅沢で癒されるので、ぜひ何度も足を運んで
色々な楽しみ方をしていただきたいです。

休憩スポットからの眺望も素敵です。

階段等も整備されていて、登りも歩くのが楽しいです。

園内の奥にある杉林エリア。
高さのある立派な杉の間を散策し、静けさと涼しさを感じられます。

取材に行った日は、トガクシショウマ（正式名：トガクシソウ）が沢山咲いていました。

ツバメオモトが咲くのは、もう少し先のようでした。

杉林エリアにある休憩スペース横を通って、沢の小道エリアに向かってみます。

沢に降りる所はかなり急傾斜でした。
手すりや木を頼って、お気をつけてお進みください。

にぎやかな水辺には、コゴミやギョウジャニンニク、ウドなどもいました。
（柵の中への踏込、無断での植物の採取はご遠慮ください）

シラネアオイが咲くエリアに戻ってくると休憩所があり、その前ではシラネアオイなどの販売がされてました。

小さくコロンと可愛らしい苔玉も。

休憩所の中ではお茶をいただけたり、
ミツロウキャンドルやメグスリの木などが販売されていました。

さて、それではシラネアオイ園への行き方をご説明します。

国道１２１号線を栃木方面から来た場合、田島の市街地を抜けると、右手にコスモ石油のある交差点が
あり、そこを右折し県道３４７号に入ります。

右折してから１分ほどで下の写真の青い看板が見えてきます。もうすぐ右折です。

先ほどの写真より５０ｍほど進むと、この青い看板が出てくるので、その交差点で右折します。

右折をしてから２００mほど進むと、下の写真のような分岐がありますので、
そこを右に進みます。

そこからは道なりに５ｋｍほど進みます。
集落を２つほど過ぎて少しすると、道路が少し広がり、右手に「シラネアオイ園」の木製看板が見えてきます。

シラネアオイ園、いかがでしたでしょうか。
人の手と山の自然が作り出す優しい空間。ゆったりとした時間の流れる中で、散策をお楽しみください。

▼シラネアオイ園

住所　〒967-0003　福島県南会津郡南会津町水無字新田344

入園料　４－５月：５００円　　６月：３００円　　７月以降：無料
※団体の方は事前にお問合せ下さい。

開園時間　午前８時～午後５時
※４，５月は無休。６月は木曜定休。７月以降は不定休の為、ご来園の際はご確認ください。

お問合せ先　シラネアオイ園　星さん　０８０－１６７７－３６６２